式内 日部神社
概 要
社 号 式内社 和泉国大鳥郡 日部神社
読み:古 ヒヘ、現 くさべ
所在地 大阪府堺市西区草部262
旧地名 和泉国大鳥郡草部村
御祭神
彦坐王(ひこいますおう) 日下部首氏の祖神
神武天皇・道臣命
例祭日 例祭 10月5日
社格等
『延喜式神名帳』(式内社)
和泉国:62座 大1座 小11座
大鳥郡[オホトリ]:24座 大1座 小23座
式内社
近代社格制度 旧村社
創建 不詳
本殿様式 入母屋造
境内摂末社(祭神)
祖霊社
文化財
本殿と石燈籠 国重要文化財
一口メモ
式内 日部神社は、東大阪市日下(孔舎衙)とともに、彦坐王の末裔で但馬国造、日下部氏のゆかりの地らしいので、訪れてみたい場所だった。山名四天王の竹田城主太田垣氏、八木城主八木氏も日下部氏族としている。
歴史・由緒等
日部神社の旧社地は現在地の南300mの所で、道臣命が埋葬されていると伝えられる御山古墳の側にある。明治時代に鶴田村大字草部字輪之内にあった日部神社、同字寺山の八坂神社、大字原田の熊野神社、大字上の菅原神社を合祀したもので、社名と主祭神は式内社である旧日部神社のものを採用している。他に旧八坂神社の素盞嗚尊、旧熊野神社の伊弉冉尊、旧菅原神社の菅原道真を合せ祀る。
当社は、この地を原籍とする日下部氏の祖彦坐命を斎神として延喜式神名帳にも記されている古社である、明治の神社合祀策によって同44年鶴田村字輪之内にあった日部神社・同字寺山の八坂神社・原田の熊野神社・上村の菅原神社が合祀され現在に至っている。
本殿及び神門は、八坂神社のものをそのまま残し、拝殿は旧菅原神社のものを移築し、祭神は、日部神社の彦坐命を祭った。南面する本殿は、切妻造りの外観を示し、向拝がつくため正面の屋根は入母屋造風となっている。ただ後世の改造が多いため、当初の形は不明である。向拝の組物・蟇股、斗供・繋虹梁・垂木などの細部に南北朝から室町初期の様式が見られる。
本殿前右側の石燈籠は単弁の反花座上におく方形の基礎側面の帯郭内に牲丹・獅子が半肉彫され、竿側面の前後にも、龍・雲・宝珠が浮彫りされている。竿の左右二面には「和泉国大鳥郡草部上条牛頭天王燈籠也」「正平二十四年巳酉卯月八日」の銘文がある。
本殿と石燈籠は国の重要文化財に指定されている。堺市
社頭掲示板
境内・社叢
社頭掲示板
鳥居・参道 御神門
手水舎
狛犬
拝殿 拝殿内
本殿 境内社 祖霊社
地名・地誌
地 図
交通アクセス
JR阪和線「鳳駅」下車、南海バス「石橋バス停」下車
周辺情報
参 考
「延喜式神社の調査」さん、他
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